columnコラム
地震の大きさ マグニチュードと震度
2025.08.12

令和7年8月12日午前6時34分ごろ愛媛県中予を震源とする地震が発生しました。震源の深さは約40㎞で、地震の規模を示すマグニチュードは3.8と推定されます。愛媛県、広島県、山口県では最大震度1を観測する地点がありました。
※あいテレビ
また同日18時11分頃北海道釧路沖を震源とする地震が発生しました。震源の深さは約20㎞で、マグニチュードは5.5、最大震度は3を観測しています。
※日本気象協会
地震の強さを示すにはマグニチュードと震度の2種類あります。マグニチュードは地震の本当の強さを示すものに対し、震度は地震によって地表がどれくらい揺れたかを示すものになります。1回の地震でマグニチュードは1つしか存在しませんが、震度は震源からの距離等によって大きさも変わり、観測点で計測された数だけ存在します。
※日本気象協会
今回はマグニチュードの大きさと地震エネルギーの関係について話します。
マグニチュードが1増えると地震エネルギーは約32倍増えます。マグニチュードが2増えると32倍×32倍で約1000倍になります。
M5の地震エネルギーを1とするとM6で約32倍、M7で約1,000倍、M8で約32,000倍、M9で約1,000,000倍となります。
ちなみに過去最高のマグニチュードは1960年のチリ地震のM9.5、2番目が1964年のアラスカ地震と2004年のスマトラ島沖地震でM9.2、次いで1957年のアリューシャン地震のM9.1、1952年のカムチャツカ地震と2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)のM9.0となっています。これらはすべて大陸プレートに海洋プレートが沈み込む海溝(トラフ)型地震です。
南海トラフ巨大地震も同じ地震に類します。
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