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耐震シェルターで「命を守る」

2024.06.14

能登震災後、ほどなくして伊方町役場では令和6年度、耐震シェルターを設置したい30戸の世帯を募り、1戸につき定額40万円の補助金を交付するという施策を立てられました。

それにあたり、TOAHOMEに耐震100%実行委員会が取り扱っている「耐震シェルター70K」についての話を聞かせてほしいとの連絡があったことから、「命を守る」という志を同じくした行政と耐震住宅100%実行委員会(TOAHOME)との共同作業が始まりました。

 

伊方町は広いとは言えない道路に面して家が立ち並ぶ住集落。

もともと耐震化率の低い土地柄である上、高齢化率では県で2番目となっています。

 

「各集落をめぐって情報収集をする中で、この家は自分の代で終わりだから耐震化は必要ない、という声が多いことを実感してきました。お金をかけても家を継ぐ人がいない、ということなんです。」

そのような中、耐震シェルターというものがありうるのではないか、と伊方町役場では考えられたそうです。

とは言え、住民の方もなかなか耐震シェルターのイメージがわかないということで、「実物を展示すること」にこだわられ、

役場1階のホールを大きく使って、3社のシェルター実物3種類を展示することとなりました。

役場内での反響はもちろんのこと、役場を訪れる町民の方々の興味を惹くインパクトがあると言います。

なかでも、木質耐震シェルター70Kは、空間が開放されていて圧迫感がなく、壁もないので、今までの空間とさほど変わらずに生活ができるのではないかと評価されています。

 

「箱型モノコックのシェルターと、ラーメン構法との違いですよね。耐震シェルター70Kは、家族でテレビを見ている、そんなリビングをそのままに、骨組みの部分だけ補強し、今の日常を損なわずに耐震空間ができる。耐震というのは普段の生活から始まっているんだということを、声を大にして伝えていきたいです。」と、弊社毛利は語ります。

TOAHOMEでは新築において、人命第一、命を守る建築というのを重視してきました。

これからは、それに加えてリフォームや耐震シェルターについても1棟でも多く県内に納品させてもらって、『命が助かってよかったよね』という声が多く聞こえるように活動していきたいと思います。

参考資料:総合技術研究WGレポートより

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