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重量木骨の大スパンを支える基礎配筋
2023.03.23
今日は、TOAHOME新社屋の工事経過についてご紹介します。
SE構法の基礎計画はFEM解析(Finite Element Method=有限要素法)により、
建物に伝わる力を解析し、その地盤に応じた最適な基礎工事を行っていきます。
(FEM解析:構造物の変形・振動などを数値的に解析する手法)
地盤と建物をつなぐ基礎から構造計算することで、家は倒れないよう設計されます。
建物の接地圧(構造の重量+基礎の重量)と、地耐力(地盤の強さ)をくらべた場合、
地耐力が上回る必要があるため、基礎を含めた建物の安全性の計算を行っています。
構造計算をすることにより、配筋ピッチも間隔が変わってきます。
この写真は、100mmピッチ!で、直径16mm!
通常よく使われるのは、200mmピッチ、直径13mmですので、その強固さがよく分かります。
写真の中央に見えるのが、主要な柱と基礎を繋ぐアンカーボルトです。
アンカーボルトが基礎の底板部分まで埋められ固定されることによって、引き抜き強度を上げています。
アンカーボルトの位置精度は10mm以内で、それを超えると柱がセットできなくなります。
これから、土間コンクリートを流し込んでいきますが、アンカーセッターを使い、しっかりとアンカーボルトの上部を固定します。
写真は、アンカーセッターを固定している様子です。(見ている私も緊張します💦ドキドキ)
SE構法の強さの秘密は、この基礎構造の精度の高さでもあるんです!
完成してからでは見ることのできない基礎配筋。
自信があるからこそお見せできる!大切な縁の下の力持ちです☺