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columnコラム

耐震構法SE構法、木材の産地は?

2024.09.16

「SE構法の木材はどこの木材を使っていますか?」

と、聞かれることがあります。

柱には、このようなラベルが貼られています。

SE構法では、梁・柱はオウシュウアカマツの集成材を使用しています。

☑オウシュウアカマツとは

ヨーロッパからシベリア地方まで広く分布しているマツ類。

強度・耐久性が高く、反りやねじれが少なく、粘り強く欠けづらいなどの特徴があります。

また、構造用金物であるSE金物をボルトで固定するための座金の許容めり込み耐力も、極めて大きく、座金がめりこみにくいという加工後に求められる強さも持っています。

【許容めり込み耐力の比較】

オウシュウアカマツ:N値2.1

ヒノキ:N値1.9

杉、スプルース:N値1.7

2次元コードもついていますので、ヨーロッパで伐採された木材が、製品になるまでの動画を見ることも出来ます!

SE構法の木材は、品質を保障するJASの厳しい規格をクリアしている集成材。

木材に水分が残っていると、歪みや割れの原因になります。加工した木材は十分に乾燥され、木材に含まれる水分量(含水量)が、15%以下というJAS基準に達したもののみを素材として採用しています。

 

乾燥した木材は検査を経てグレードごとに仕分けされ、大きな節や傷を取り除き、所定の長さにカットされてつなぎあわされた「ラミナ」と呼ばれる部材を、接着剤を塗布して圧縮します。出来上がった集成材はmm単位の精度の寸法で整え仕上げられます。

集成材の強度チェックは、高温多湿な環境に耐えられるのか、実際に高温のお湯につけて試験条件のもと確認。また、出来上がった集成材に約3tの荷重をかけ、どのくらい耐えられるのかも検査しています。

さまざまな工程を経て、安全性の高い集成材を届けているのですね。

 

また、PEFC森林認証プログラムは、持続可能な森林管理の促進を目指す認証制度です。

森林管理に配慮した企業や、消費者の選択的な購買等を通じて、持続可能な森林管理を支援するNGOの取組みです。

SE構法の住宅を建てるということは、SDGs活動に貢献にもつながります。

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